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■5.コンクリートにとって怖い病気 ~塩害、アルカリ骨材反応~ |
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コンクリートの中に限界値以上の塩分が含まれていると、鉄筋の表面を覆っている不動体皮膜(錆を防ぐ安定皮膜)を溶解し、鉄筋を腐食させます。特に、塩害の場合は腐食膨張が小さい為、発見が遅れ、重大な劣化をまねく例もあります。 一方、コンクリートの癌と言われているのがアルカリ骨材反応です。セメントの中に含まれているアルカリ分と砂利等に含まれる、ある種のシリカ成分とが反応し、コンクリートに有害な体積膨張が発生し、コンクリートの強度を低下させています。外観的特徴として亀甲状のひび割れが発生します。 |
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■6.ご存知ですか?剥離による災害防止のためのタイル外壁診断指針
外壁タイルは、施工不良や地震による変形、ひずみによる剥離の他に、乾湿や温冷熱の変化に伴う躯体コンクリートとタイル仕上がり層との動きの差による剥離等、複雑な要因によって浮き、剥落等の劣化現象が発生します。
建設省では、タイル外壁診断指針を出し、危険個所について竣工10年前後で前面調査の必要性を指摘しております。 |
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